郵便局事情
大阪の中央郵便局が、いよいよ新しいビルへ。前のところに戻った。盛大にオープニング。郵便局は1階のみ。地下や上の階は様々な店舗が入った。店舗への利用客も多く、混雑は止まらない。
ちょうどそのオープニングと、この相場表発送と重なった。どうかと思って行ってみたが、前と違って相場表を運ぶカートは貸してもらえない。玄関もカートの傷がつくとのことで、入り口も制限される。仕事場から、シュミレーションしてみるが段差が多い。通れないエスカレーターやエレベーターがある。とても荷物は運べない。ギブアップでもう一つの特定郵便局に持ち込む。今度は、相場表は量が多いので、スペースの関係で置く場所に困るらしい。
しばらくは試行錯誤、前途多難。と思っていたが、少しづつ落ち着いて、元の感じに戻ってきた。相場表は、小さな折りたたみのキャリーカートを買って、小出しで特定郵便局に運ぶ。それ以外は、中央郵便局へ行ったり特定郵便局へ行ったりと使い分け。
でもきれいな中央郵便局に行くと、なんだか自分がみすぼらしい感じがする。郵便局の人がまぶしい。
そうしている間に、郵便料金の値上げ。おばさんはついていけるかと悩む。
小さい子の手が
日曜日の地下鉄、夕方なので行楽帰りの人が多い。幼児を抱いた母親とおばあちゃんが、乗ってきた。次の駅ですぐ降りようとした。降りるとき、幼児の手首から先が見えない?と思ったとき、幼児が大きな声で泣き出した。ドアが開いた瞬間に、小さな手がドアと一緒になかに入ったのだ。幼児はすぐには泣かなかった。一呼吸おいて火がついたように泣き出した。
お母さんもおばあちゃんも、降りる人乗る人、見ていた人、みんなが焦った。外から、乗る人が必死で開いたドアを元に戻そうとしている。私も電車の中からやってみたが、びくともしない。
SOSのボタンを鳴らそうと走った。乗っていたのが最後の車両で、運転手が後ろにも乗っていた。気が付いた女性が、いち早く運転手に事情を伝えた。すぐドアの操作をして、小さな手がドアと一緒に出てきた。
少しの間、電車の外で運転手が保護者の二人に話しかけていた。多分病院に行く旨の話かと思う。
何事もなかったかのように、地下鉄は出発進行。
あんな時、意外と頭も体もいうことがきかずウロウロしてしまう。
それからも時々乗るので、あんな狭いところに手が入るのかと眺める。
多分ドアの上から少しは金属なので入らない。上から10㎝ぐらいから、ゴムがついている。これだとなんかの拍子で手が入ってしまうのではと眺める。
事故は思わぬところに潜んでいる。
献血
看板を持って、人混みで献血のお願いをしている人を時々見かける。大阪だと中央郵便局とか阪急百貨店の前。
10年ほど前、父が手術すると言い出した。まあ父が思うならと、気持ちに添うことになり、熱にうかされるようにことがトントンと進んだ。その時、多分輸血が必要と思った。子供たちは、全員父と同じ血液型。みんなで輸血できると安心していたら、親子の血は使えないと言われた。大手術になって、かなり輸血したのではと思う。いつかはお返しをしないと、と思っていた。
あっという間に年を取ってしまった。(多分、年齢制限もあるのではと思う)輸血は1回に400ミリリットルとか?(牛乳瓶2本分?)そんなに採ったら、おばさん気分が悪くなるかも?結局、勇気のないまま日が過ぎてしまった。
「今日はA型とAB型が足りません!」とかいう前を、小走りで知らん顔して通りすぎる、ふがいないおばさんです。