いけだ便り

いけだ便り47号

新聞

私の田舎の地方新聞は、ちょうど規模的にいいのか面白い。
帰ると暇なので結構読む。
読者の投稿欄のようなコーナーがあり、なんとなく見ていた。
80歳ぐらいのおじいさんの投稿。
その地域は過疎で段々と店が無くなり、ちょっとしたものを買うのも困っていた。
その場所からよそに嫁いだ娘さん。
嫁ぎ先から実家へは、8キロほどあるらしい。
閉店していた実家の酒屋を、改造して店を出してくれた。
8キロの道を車で通う。おじいさんは感謝して投稿と相成った。
帰省すると退屈なので、ドライブがてら、配達に行く妹によくついていく。
よく似た話を、妹が今から行く店の話をする。
私が「今日の新聞に出ていたで」妹はまだ新聞を読んでいなかった。
店では、ちょっとした買い物ができるし、コーヒーや甘いものもある。大きなテーブルで飲食できる。
外には手押し車が4~5台あった。
三々五々おじいさんおばあさんが通ってくるようだ。そこに行けば、近所の知り合いと話ができる。
優しい店主の元、ゆっくり時間を気にしないでおしゃべりができる。
投稿したおじいさんは感謝していたが、私もいい話と、実際のお店を見て思った。

大失敗

今の仕事の駆け出しのころ、片道100キロ離れたゴルフ場へ、日曜日お客さんの視察プレーとかで通っていた。
そのころは、なぜだかお客さんから「車のカギ預かって」とか言われたりした。
気楽にカギ預かって、家に帰ってバックの中のお客さんのカギを見て固まった。

帰省した実家から大阪に戻ってくるとき、田舎の空港に着いてからバックを忘れてきたことに気がついた。
妹に、2時間ほどかけて持ってきてもらった。多分そのころから、妹にはあまり信用がない。

これも若いとき、飲みに行って、夜中にマンションにやっと帰ったら家のカギがない。
いつもなら、自分がカギを閉めて事務所を出る。
仕事関係の人達との飲み会だと、ほかのスタッフに後を頼んで早めに出る。
カギは、仕事場の机のなかである。
泣く泣く近くのホテルに泊まった。2回もやってしまった。

いろいろ

🔶咳
今どきしてはいけないものの一つ。
普段は、出ないのでつい油断していると、電車の中とかで急に出るときがある。
止まらなくて、焦って飴ちゃんとか水とか無いかと、バックのなかを探す。

🔶車内で
隣の席に死にそうなぐらいしんどそうな人がいる。
一回悪いけど、隣の車両に変わった。せっかく席が空いてやれやれで座ったのに。

🔶これも車内で
おばさんが新聞紙をお尻に敷いて、4人掛けの席に1人で座っていた。
嫌な予感
私が席に座ったとたん、私をにらみながら、新聞紙を持ってよそに行った。

🔶百貨店で
地下の食料品売り場で、時々見かけるおばさん。
マスクして
メガネかけて
その上から透明なプラスチックの顔カバー
手にはビニールの手袋
体は使い捨てのようなビニールのレインコート

🔶コミュニケーション
カラオケスナックも居酒屋も行けない
映画館も喫茶店もたまにしか行けない
数えるぐらい
みんなコロナが悪いのよ

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