いけだ便り

いけだ便り 65号

★セミナー

この相場表の裏に、いつも文章を入れる。
締切に追われてウロウロする。近づくと落ち着かない。

私のような能力のないものが作るので、たまには勉強しないと、と思っていた。
独りよがりも多いと思う。他人様が分かる文章か?
他人様に迷惑かける文章で無いか?いつも思っている。

その頃、お客さんから電話。
医学博士で化粧品の研究などもしている社長。古いお付き合いで、先生と呼ぶか社長と呼ぶか?悩む。
いつも優しい社長。

その方に、「文章の勉強のセミナーに行ってみようと思っている」と言った。

「池田さんそのままでいいよ。変な勉強せんでもいいよ。」
「今で充分面白い。」

社長に慰めて貰ったが、やっぱり気になっていた。

私も読む側だったら、バカなおばさん又やってるわ。興味津々。
素人のヘタな文章ほど面白い。

実は社長と話す前に申込をしていた。

早速に、セミナーまでに500字から1,000字ぐらいで文章作成するようにとの連絡。
いまどきは、メールで送れ。題材は「きのうの晩ごはん」。

すぐ出した。私の場合は、時間をかけても多分同じ。

セミナーは100名受講。満員。

先生は、何冊か本を出版している方だったが、講義の中で全ての受講生の文章に寸評を発表してくれた。
愛情溢れたアドバイスは素晴らしい。

あとで公開された皆の100人近い文章は、素人とはいえ、なかなかのモノ。

先生曰く、私の場合は関西のおばさん独特のものらしい。
「オチがあって、みなさん読んでのお楽しみ」と先生から言われた。

確かにいつも、何か見つけて肉付けして結論なりオチをつける。
そんな癖がついた。

他の人の文章は、そこまでガツガツしていない。
すごく情緒的で余韻のある文章も多かった。勿論オチなどない。

私の場合、サービス精神か?ちょっと無理した文章か?

他の人との違いが分かっただけでも、セミナーの意義があったように思う。
本を出している方からのアドバイスを貰えたのも有意義だった。

☆古傷

お昼に、食事をしようと外に出た。
仕事場の近くの地下街で適当に行く。

最近は、紹介して貰った新地のお店まで行くこともある。
意外と安くて美味しい。

いいお天気。

歩いていると若いお嬢さんが、がっつで走ってきた。
目の前で思いっきりこけた。

歩道の黄色の線のところの、ぼこぼこに引っかかったのか?
派手なこけかた。向かいにいたオッチャンもびっくり。

「大丈夫?」と声かけたら、お嬢さんパッと立ち上がりスカートの裾をはらって、
カバンを肩にかけ直して「大丈夫です!」

何事もなかったように、スニーカーを闊歩して去っていった。

私もあんな風にこけて、すねのお皿がまっぷたつに。
何年か前にやっちゃったことがある。

お嬢さん、あとで人目につかぬところで「あっイタタタ」といってるかどうか知らんけど、
やっぱりお嬢さんとおばさんでは、怪我の仕方は違うと思っている。

…と思っていたら、そのあと又やってしまった。

両足のすねを、思いっきり打ってしまった。
しかも家で椅子ごとつるりと滑った。

昔のすねの骨折した部分がおかしい。

救急で行った病院で、「骨折では無いです」と言われて安心して帰宅したが、どうもおかしい。

2日後の休み明けに、もう一度診てもらった。

別の先生が「内出血しています」と。

大きな注射器で血を抜いてくれた。

初めて注射器で、すねから血を抜く。

知らない先生に、「先生、痛いのと違う?」「こわいこわい」と
可愛くないおばさんが騒ぐ。

結局60ccほど抜いた。

治療後サポートのカバーを、1週間つけるように言われてつけた。

1週間後、見せにくるように言われていて、別の先生に診てもらったら、
「微妙ですが骨折のようです」。

サポートのカバーは延びて1ヶ月つけるようにいわれた。

こんなでも保険のお金は出ない。
あのお嬢さんとはえらい違いだった。

☆奇跡の一枚

先日百貨店に商品券を買いに行ったら、百貨店の方に「写真写しませんか?」と言われた。

チラシを貰ったので見ると、「奇跡の一枚」ビフォーアフターの写真が出てて、
私みたいなおばさんが女優さんみたいに変身。

やっぱり女の人は、幾つになっても綺麗になりたいという変身願望はあるようだ。

でも「奇跡の一枚」撮っても、見せるところ無し、自慢するところ無し。

「奇跡の一枚」なので、シンデレラやかぼちゃの馬車のように、
たちどころに元に戻って、出るのはため息ばかりでは?と思う。

ちょうど仕事に写真が必要なので、仕事用の分を写して貰おうかと思っている。

友人に話すと、「奇跡の一枚」は遺影にいいかもねと言った。

異議無し。

☆京都タワーとわたし

京都タワーができてどのくらいになるのか?

毎日毎日見ているので、観光客がスマホで写真を撮っていても、
私には残念ながら新鮮さは無い。

昔ほどお寺巡りや美術館巡りもしない。

最初はろうそくとかろうそくたてとか言われて、京都タワーは奇抜な建物と、いわれたことがあったらしい。

だが何十年?何百年?かで周囲の建築物と溶け込むように、建設されているとかも聞いた。

そういうと京都駅も随分変わってきた。昔の違和感が薄れている。

のちのことも考えて建設した人は、素晴らしい。

京都タワーと同じで、私もすっかり、京都に溶け込んでしまった。

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