ブログ

ゴルフ会員権のいろいろ

ゴルフ会員権取引業者の誕生 関西版

関西ゴルフ会員権取引業協同組合のホームページをみますと、関西で初めてゴルフ会員権取引業者が、昭和38年4月に産声を上げ、現在の組合の前身である協会が昭和46年12月に17社で設立されます。情報交換と親睦が目的でした。昭和51年10月6日に中小企業協同組合法に基づく事業協同組合として39社が関西ゴルフ会員権取引業協同組合を設立しました。
多い時には90数社が在籍しておりましたが、現在は昭和51年の組合を立ち上げました39社にほぼ近い30数社になっております。
私の師匠でありますゴルフ会員権売買業を教えていただきました方から、昔に聞きました話ですが、まだ業者がいない頃、多分昭和38年前後ではないかと思います。
太平洋クラブが募集していた分を、京都の高島屋で買った。買い手が多かったのか?抽選だった。
値段は400万円〜500万円ぐらいだった。その時代400万円〜500万円はかなり高額な値段ではと思います。
当時は、登録料などなく、すべて預り金だったように思います。
年会費が無料で、それも魅力で買った。
最初は抽選に当たって喜んで、もれた方から羨ましがられた。
しかし相場の変動で羨ましがられた人から、買わんでよかった。抽選にもれて良かった。という紆余曲折がありました。
その後、ゴルフ会員権売買業の事務所に、太平洋クラブの営業の方がよく来られていたのを思い出します。あれから随分と時間がたちました。

会員権の制度

預託金制

ある一定の金額を、ゴルフ場に預けて会員となる。
預けた金は、無利子で一定期間据え置かれます。
その後退会する場合、普通は返還請求権があります。

倶楽部は、この資金でゴルフ場の造成費にあてた。
預かった金でコースを造成するので、資金はゴルフ場に変わってしまい、なかなか返還できなくて破綻する。
経営会社が変わったり、民事再生等で額面のほとんどをカットされたり無額面の証券に変わったりした会員権も多かった。
但し、今でも額面返還を実行している倶楽部もあります。
そういう倶楽部は、値段(相場)はあまり下がりません。

株主会員制

会員となるために必要な金額を出資する。
大部分が譲渡可。
メリットは、経営や財産について株主として主張できること。
倶楽部が解散になった場合、資産の分配を受ける権利があります。
ごく一部の倶楽部は、その年に利益が出た場合、配当が出るところがあります。

社団法人制

利益を目的としない公益法人を社団という。名門といわれる倶楽部が多い。
ゴルフと体育振興を目的に設立された団体である。
会員権の権利を譲渡できる社団法人制の倶楽部もあるが、一代限り(又は理事会承認の直系継承)の倶楽部もある。

会員権の種別

個人会員

●個人正会員権

ゴルフ場の定休日を除いて、全日会員料金でプレーができます。
料金のメリットの他に、エントリーの優先権、倶楽部競技などへの参加資格等の特典を受けられます。

●個人平日・週日会員権

日曜日・祝日・ゴルフ場の定休日を除く、月~金又は月~土に会員料金でプレーできます。
倶楽部によりまして平日、週日と呼び名が違います。利用できる曜日を確認しておきます。
曜日利用の制限はありますが、上記の個人正会員権同様の特典が受けられます。

法人会員

法人名で登録する会員権です。会社名と利用する方の名前を、登録します。登録された方が会員料金で使えます。
なかには、利用する方を登録しない無記名の会員権もあります。その場合、料金設定も様々で確認が必要です。
特典も個人正会員とほぼ同じメリットを受けられます。

婦人会員

●婦人正会員権

婦人専用の会員権です。ゴルフ場の定休日以外、会員料金でのプレー可能が多いです。
一部プレー日の制限がある場合があります。これも確認いたしましょう。
男性、女性への譲渡制限もある場合も多いです。男性、女性への名義書換で値段が下がってしまう場合もあります。
値段も倶楽部によっては、普通の正会員権よりもプレミアがついて高い場合もあります。

婦人平日、週日会員権

婦人専用の会員権です。日曜・祝日・定休日を除く、月~金又は月~土を会員料金で利用できます。ゴルフ場によって利用できる曜日が違います。

特殊な会員権 

会員権の中にはこういうものもあります
プレー権会員権
永久債権会員権
終身会員権
隔週会員権
倶楽部によって会員権に違いがあります。名称もいろいろです。

ゴルフ場の入会条件

年齢
国籍
職業
性別(女性の入会の制限がある場合があります)
他コースの所有の有無
メンバーの紹介
面接
再入会不可
会員権を購入して倶楽部に、証券一式等、書類提出して入会審査をする場合が多いですが、事前審査が先で、倶楽部からの承認後に、証券を購入する場合もあります。

ゴルフ会員権を購入する ゴルフ場を決める

いろいろな条件を踏まえて、ご自分(個人・法人)に合ったゴルフ場を決めていきます。

個人的に使う。
法人で使う。仕事で接待利用が多い。
友人と行く。
近い。
予算。
会員数が少ない。
コースが好き。
名義書換料、年会費が妥当。
ひとりで行くことが多い、夫婦でプレーしたいに、対応してくれる。
経営母体が信用ある会社。
エントリーしやすいか。
競技に参加したい。
会員さんとのいいお付き合いがしたい。
従業員の教育、サービスがいい。
などなど

ゴルフ場を購入する ゴルフ場が決まってきたとき

安く買いたい、どう買えばいいか?

相続とか友達から譲ってもらう場合もありますが、ほとんど市場の会員権を買う場合が多いと思います。業者から買う場合です。

ネットを見る。
気になる業者に電話する。
会員権を持っている友人に、教えてもらう。
友人から業者を紹介してもらう。

お知らせしておきたいのは、組合があります。
まずは組合加盟の業者を選ぶのが、一番安心安全ではと思います。

経済産業局の認可団体

関東ゴルフ会員権取引業協同組合
中部ゴルフ会員権取引業協同組合
関西ゴルフ会員権取引業協同組合
中四国ゴルフ会員権取引業協同組合
九州ゴルフ会員権取引業協同組合

関西は、関西ゴルフ会員権取引業協同組合です。
こちらに加盟した業者が30数社あります。

ゴルフ会員権はどんな費用がいるのでしょうか

●会員権代金

消費税込と思いますが、念の為確認してください。

●手数料

いけだサービスの場合は、会員権の金額の2%+消費税。5万円未満の場合は5万円+消費税、あとはご相談。

●名義書換料

名義書換料以外に、別途預かり金が必要な場合があります。
売った時に名義書換料は返還されません。
別途預り金は倶楽部より返還される条件が多いです。

●年会費

ご購入時に月割り、又は1年分、必要な場合があります。
会員になれば、毎年、年会費が要ります。
年会費も様々で、正会員・平日会員・婦人会員で値段が違います。
倶楽部によりまして年度も違います(1月はじまりとか4月はじまりとか)

●紹介者へのお礼

入会に会員の紹介者が、必要な倶楽部も多いです。
お礼が要る場合も多いです。予算に入れておきます。

倶楽部の入会審査に必要な書類

倶楽部によっていろいろです。ご参考です。

●印鑑登録証明書(3カ月以内のものを提出が多いです)
●写真(男性の場合、できればネクタイ上着着用が望ましいと思います。写真になると好感度アップです)
●戸籍謄本
●戸籍抄本
●戸籍抄本
●全部事項証明書等(法人でのご入会で多いです)
●紹介者の印鑑登録証明書(紹介者の欄にご署名、実印で押印、印鑑証明添付)
●実印・認印

業者のアドバイス

業者は経験上いろいろアドバイスしてもらえると思います。業者のアドバイスを利用しましょう。
余談ですが、審査はお客様が倶楽部に電話をしたり、プレーするときから審査が始まっている場合があります。気をつけます。
買った会員権が、トラブルに巻き込まれないとはいえません。
購入した時点では、なにも問題のない証券であっても、後で問題が発生する場合があります。
業者は、買っていただいたお客様の保全をします。内容証明を入れますのもその一環です。
これはあんまりお客様には言いませんが、保険です。
業者として、お客様に対して少しでも安全・安心に買っていただく手続きです。
証券一式を買っていただきますが、申請手続きをしてから、お客様の名義になるまで時間がかかります。その時間差を保全しておくわけです。
ただし名義書換が終わって、お客様の名義になっても完ぺきではない場合がある。
ゴルフ会員権に詳しい弁護士から、アドバイスをいただいております。
何かの時に、内容証明が効果を発揮する場合があるようです。
もちろん何もない、トラブルの無いことが一番です。

ゴルフ会員権を売るとき

お客様は、これも気を遣います。

どこに頼むの?
ネットを見る。
業者に電話してみる。
友達に聞いてみる。
倶楽部に相談する。

まず
自分の会員権はどんなもの?
普通は相場で売りますが、たまに額面(預り金)が相場より高い場合もあります。
親切な業者はこうした方がいいですと、的確な判断をくれると思いますが。
額面って何よ?
証券に書いていない。
相場で買ったのでよくわからない。
というお客さんも多いです。
もちろん今どきですから倶楽部も返還は大変です。
待ってください。
何人待ちです。
戻せません。色々です。
どうしても分からない場合は、信用ある業者に尋ねる(調べてもらう)しかないでしょうか?
そこで、
返還して売りたい。たまに両方できると勘違いのお客様がいらっしゃいます。これはどっちかです。
返還したら売れない。売ったら返還できない。
どっちが得か?これも会員権によって内容が違います。判断がつかない場合は、業者にお尋ねください。

売ったほうがいいとなれば
買い手さん探しです。
会員の中に友人がいらっしゃる場合は、頼んでおくのもいい方法です。
でも値段の決定や書換用紙の準備とか、意外と気を遣います。
やっぱり、信用ある業者に頼んでおくのが一番楽でトラブルも少ないかも。
なかなか売れない会員権も今どきはあります。
私もホントに辛いときがあります。
買い手がないのです。
でもときどき、まだか~と催促してください。
もちろん業者から、報告のお電話も入るとは思いますが。
たまに忘れてはいないか?そういう電話もいいかと思います。

余談ですが
友人とか知り合いに売りたい。
退会したい、返還したい。
友人にあげたい。
そんなとき、よくわからないので手数料お支払いするので手伝ってという、お客様もあります。
もちろん喜んでお手伝いいたします

会員権の相手が見つかりました 

業者から〇〇万円で見つかりました。と連絡がありました。承諾した場合。
売却に必要なお金は?
●業者の手数料
(いけだサービスの場合は、会員権の金額の2%+消費税。5万円未満の場合は5万円+消費税・但し売値の金額があまり低い場合はご相談していきます。)
●未納の年会費等
売却代金から差し引かれる金額の確認をします。

個人が買っていた場合は、損が出ても損出しができなくなりました。
(ゴルフ会員権の譲渡損による損益控除は平成26年4月1日から廃止されました。)
法人はまだ損が出た場合、損出しができます。
ご入会の際、法人が、(法人の入会条件が合わなかった場合・1名分でいいが、そこの倶楽部の法人は2名記名式の場合・法人会員権1名分の売り物が市場に出ない)いろいろな事情で、法人が個人正会員権を購入の場合、法人の資産に該当します。損がでた場合は法人の損失として認めてもらえます。
利益がでた場合は利益として計上いたします。
税理士にご相談をお勧めいたします。

売るとき必要な書類

業者だと
証券
印鑑証明(新しい日付のもの1通)
実印
を用意してくださいとか言ってくれます。

個人、法人会員権によっては用意する書類が違います。

書換用紙は、業者が用意してくれるのが一般的です。
なかには倶楽部によっては、指示が違います。
書換用紙の請求を売主さんから倶楽部に請求してください。
買主さんから倶楽部に請求してください。という場合もあります。
印鑑証明等は、ゴルフ会員権の場合は、次の方の手続きが終わるまで、名義書換完了までが最終です。
たまには何かの条件で、買主さんが入会できない方があります。
その場合は、新しい書換用紙に、再度ご署名、実印の押し直しや、印鑑証明の新しい分をお願いする場合があります。

お金のやり取り

これも売主さんは気をつかうと思います。
騙されないように?とか?
値段が決まれば、お申込みから1週間ほどで現金決済も可能です。
普通は、証券一式と現金引換えです。売主様には一番楽で分かりやすい。
ご自宅や会社に、業者を呼んでもいいかと思います
ちょっとアレンジして喫茶店とかでもあります。
あんまり遠い場合とかは売主さんが信用してくれるのか?もありますが、先に証券一式を送っていただいて確認してからの、お振込みも増えました。お客様がご納得いただければですが。
まあ何十年もゴルフ会員権の仕事をしている業者は、トラブルがあれば仕事ができません。やっぱり組合加盟の業者さんに頼んでください。
私達、組合加盟業者は、委員会とかもあり、日夜勉強、努力しているのではと思います。

ゴルフ会員権の値段

●値段が上がるとき

経営会社の変更。
ゴルフ場の施設の充実。
経済の景気の上昇。
ゴルフ場のトーナメント開催。
名義書換料や年会費が下がる。
エントリーしやすくなった。
会員が使いやすいメリットが出来た。

●値段が下がるとき

経営会社の変更や倒産。
名義書換料や年会費が上がる。
会員が多くて予約が取れない時が多くなった。
コースが荒れている。手入れがされていない。
食事内容とか従業員のマナーが悪い。
なかには、月曜日に電話がかかってきて、昨日(日曜日)従業員のマナーが悪かった。待ち時間が長かった。従業員と喧嘩した。等々でもう売る~。といったお客様もありました。

名義人が亡くなった、どうすればいい?

一般的には家族の方が使わないようでしたら売却する場合が多いです。
相続人全員の記載された謄本等で、相続人を特定していきます。
倶楽部によっては謄本も指定があります。名義人の生まれた時から亡くなるまでの謄本を提出しないといけない倶楽部もあります。
謄本関係では、法務局からの法定相続情報があれば動き易いです。
相続人全員の同意書(ご署名、実印で押印、印鑑登録証明書を添付)も必要です。
亡くなった方のまま第3者に売ることもできる場合と、倶楽部によっては相続人に一度名義書換してからでないと売れない場合もあります。
相続人に一時的に書換する場合も、いくらか名義書換料が要る場合もあります。
亡くなっても、年会費が要り続ける倶楽部もあります。死亡時から何年以内に売却してほしいという俱楽部もあります。
一般的には亡くなった時点で、年会費は止るところが多いです。
亡くなったことを倶楽部に届けておかないと余分に年会費をお支払いしないといけない場合もあります。亡くなってからも売るまでずっと年会費払っていた!というご家族もありました。亡くなって使っていないにもかかわらず、支払った分は戻ってこない場合があります。
早めに業者に、倶楽部の必要書類とか年会費とか、相続に対しての情報を調べてもらっておけば安心です。

勿論ご身内の方に、名義書換することもいいかと思います。
お父さんの分なので、奥様、息子さんとか娘さんあるいは、その子供さんの配偶者の方に名義書換することもあります。
よろしければお手伝いもいたします。

会員になったら

せっかく買って、会員になったらフルにご利用ください。
お手元には
証券が、(前の証券に裏書したもの又は新証券・なかには証券を発行していない倶楽部もあります。)戻ってきます。
バックル等も無料?有料?で作ってくれます
証券が届きましたら大事に保管してください。
内容で、もし気になる点がございましたら早めに確認してください。
名義書換の申請は、業者が代行しても証券は、俱楽部から直接会員様のお手元に届きます。(手渡しもあり)
業者はチェックできません。

よく売るときに証券が見当たらない?そんなことがあります。
売ろうとした奥様で、お家が何軒もあって、あっちの家こっちの家と、やっぱり元の家かしら?行ったり来たり。ご本人と一緒に探しに行ったこともあります。押入れの奥様の下着の横の、ビニールのバックの中に証券があって、見つかって嬉しかったこともあります。
証券紛失の場合の、証券の再発行は、時間が掛かったり、再発行代のお金が掛かったり、次の買主が、再発行証券を嫌がって買ってくれない時もあります。良いことは一つもありません。どうぞ大事に保管してください。

会員権募集のゴルフ場

いけだサービスは、募集のゴルフ場をホームページに載せていますが、条件が合えば募集の会員権もいいと思います。
相場と違って値段は一定の金額です。
視察プレーも充実しています。
同条件の会員権が、何口もありますから何人かで検討しやすい。
こちらも、ご購入のゴルフ場に入れてください。

> いけだサービスのおすすめ募集情報はこちら

TOP
06-6454-2323

×